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諸行無常という視点
おうちヨガto smile
~もっと人生が豊かになるヨガ教室@大山・中板橋・常盤台~
こんばんは。
最近は、オンラインでヨガのクラスを受けたり、スタジオに行ってレッスンを受けたりしています。
心地よく身体が動き、呼吸が通り、心が満足する。
とても好調です。
ずっと、こんな調子ならいいと願います。
しかし「諸行無常」なのです。
「すべての事柄は変化する」という意味です。
変化しないものはないのです。
次の瞬間、調子が良いかもしれないし、悪いかもしれないのです。
私たちは変化することを嫌う傾向があります。
変化するって、予想(意)に反して変化してしまったり、分からないことだらけで、とても不安になります。
でも、変化しないものはないのです。
私たちが今、持っている大事なものも、いつかは壊れたり無くなったりします。
私たちが今、愛している人たちや動物も、いつかはなくなります。
夜は終わり、朝日が昇ります。
種から芽が出て花が咲き、いずれは朽ち果て土にかえります。
私たちも一緒です。
そうした変化を受け入れられず、しがみつけば「苦」になります。
諸行無常という視点から世の中を見たとき、捉え方が変わってくると思います。
「失うかもしれない」「変わってしまうかもしれない」という、絶え間ない不安から解放されます。
変化が起きてそれが期待と違くても、諸行無常の視点はそれを受け入れることを容易にしてくれます。
今、持っているもの、経験していることは、いずれはなくなると知っていれば、心のどこかで覚悟ができていて、そのときが来ても受け入れることができます。
今現在、辛く厳しく苦しくても、それもいつかは必ず終わり、また変化すると知っていれば、どこか安心していられます。
「これもずっとは続かない」
諸行無常の視点は、私たちを苦しみから解放してくれます。
安心させてくれます。
自由にしてくれます。
ヨガや瞑想は、この視点を育むのに役立ちます。
恐れや不安、苦しみは、心の作用(働き)の副産物だと知り、その心の余計なものはいったん置いておき、精神を集中させ、ヨガのポーズを取り、呼吸をして、内観することで、今の自分に素直に純粋になっていきましょう。
常に変化する「今」を受け入れます。
ある意味、「諸行無常」は、とても優しい法則なのだと思うのです。