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秋の体調不良

おうちヨガto smile


 ~もっと人生が豊かになるプライベート・ヨガ教室@大山・中板橋・常盤台~






こんにちは。

早いもので、もう11月、今年も残り2カ月です。


秋は寒暖の差が現れやすい季節です。


数日で冷え込むようになったり、昼間と朝晩で気温差も大きくなります。


そんな季節の変わり目である秋に、体調を崩してしまう人も多く、「秋は苦手な季節」と体質に悩みを抱えている方も少なくありません。


 

 

なぜ、秋は体調を崩しやすいのでしょうか?


①冷えによる胃腸への影響


夏は暑くて過ごしにくいものです。


冷房や冷たい飲み物に頼りがちになり、夏の身体は思った以上に冷えています。


この冷えは、胃腸の機能を低下させ、そのまま秋へと持ち越してしまいます。


そして、秋は、朝晩の気温差が大きくなり、一層身体が冷えてしまい、さらに胃腸の機能を悪くしてしまうのです。


胃腸の機能が低下すると、全身に栄養が巡らなくなります。


胃酸の分泌が少なくなり、胃もたれや胸やけ、便通異常、食欲不振などを引き起こします。


胃腸は日々の氣(エネルギー)を作ると考えられているので、不安やイライラ、疲れやすくなったりもします。


また、肌荒れを引き起こしたり、肩こりや冷え、風邪をひきやすいなど、胃腸とは直接結びつかない不定愁訴を招く原因になります。


 

 

②急な温度変化


秋の朝晩は気温が低く、涼しさや冷えを感じる一方で、昼になれば気温も上がり、まだまだ暑い日も続いたりします。


このような寒暖差は自律神経を乱します。


自律神経が乱れると、心や身体に様々な支障がでます。


・心身共に疲れやすい、朝起きることができない


・頭がズキズキする、頭が重い、頭がふらつく


・慢性的な微熱、低体温


・不眠、日中の眠気


・耳鳴り、口が渇く、喉の異物感


・動悸、息切れ、胸の痛み、胸やけ、圧迫感、上手く息が吸い込めない


・吐き気、便秘、下痢、お腹にガスが溜まる


・頻尿、残尿感、排尿しにくい感じがある


・手足のしびれ、脱力感、手足の冷え、ほてり


・首や肩の凝り、関節の痛み


・皮膚のかゆみ


そして、自律神経の乱れは疾患を引き起こすこともあります。


・神経性胃炎~胃の痛みや胸やけを感じる


・過敏性腸症候群~下痢や便秘が起こる


・過呼吸症候群~突然浅く速い呼吸を繰り返し、めまいや手足のしびれが現れる


また、寒暖差によって、アレルギー症状を発症することがあります。


大きな気温変化によって、鼻炎が生じる場合があり、寒暖差アレルギーの場合、目の充血はなく、鼻水が透明という特徴があります。


 

 

③空気の乾燥


秋が深まるにつれて空気が乾燥していきます。


空気が乾燥すると、ウィルスの動きが活発になり、あちらこちらに拡散しやすくなってしまいます。


湿度が40%以下になると、それらが地面に落ちる速度は一気に緩やかになり、空気中を長時間漂うことになってしまうのです。


空気の乾燥により、鼻や喉、気管の粘膜や、粘膜に生えているせん毛も乾燥しやすくなります。


粘膜やせん毛が乾燥すると、外部から侵入してくるウィルスや細菌、ほこりなどの異物を、外へ追い出すことが難しくなり、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまいます。


その他にも、空気が乾燥してくると、汗をかいてもすぐ乾いてしまうため水分を失っていることに気づかず、水分補給がおろそかになってしまうことがあります。


水分不足は、脱水症状を引き起こすため注意が必要です。


 

 

④日照時間の減少


夏が終われば、次第に日照時間は短くなります。


日が暮れるのも早く、早起きしてもまだ薄暗い時期になります。


この日の光が目に入ることで、体内時計がリセットされるのですが、日の出の時間が遅くなると、体内時計のズレが生じてしまいます。


また、この日照時間の減少により、セロトニン(ハッピーホルモン)の分泌が少なくなります。


セロトニンは精神を安定させる働きがあり、ドーパミン(喜び・快楽)、ノルアドレナリン(恐怖・驚き)などをコントロールしています。


セロトニンの低下は、気分の落ち込みや不安を引き起こしたり、場合によっては、パニック障害や季節性うつ病を引き起こしたりすると言われています。


セロトニンの不足は食欲とも関係していて、食欲が増加して過食気味になることもあるそうです。


 

 

では、季節の変わり目を乗り切るために、どのようなことを心掛けたらよいのでしょうか?


①身体を冷やさない


日頃から積極的に身体を動かす習慣をつけたいです。


呼吸と共に動くヨガや、リズム運動のウォーキングなどはおススメです。


身体を冷やさない温かい飲み物や食べ物を食べて、お風呂にはしっかり浸かるようにしましょう。


食事には、生姜など身体を温める香辛料を使うのもいいですね。


 

 

②水分を積極的に摂る


秋は喉の渇きを感じにくくなります。


その分、積極的に水分補給をすることが大切です。


水分を摂るときは、身体を冷やさないように、常温のミネラルウォーターや白湯を飲むことをおススメします。


 

 

③太陽の光を浴びる


太陽の光を浴びることで、自律神経の働きを高めます。


さらに、気分の落ち込みを解消することができると言われています。


朝日を浴びながらのウォーキングはおススメです。


 

 

④規則正しい生活を送る


毎日、早寝早起きをして、規則正しい生活リズムを身につけましょう。


自律神経のバランスの改善や、免疫力を高める効果が期待されます。


 

 

⑤食事でしっかり栄養を補給する


秋が旬の食材は美味しいものが多く、また栄養価も高いです。


サンマなどの青魚は良質なたんぱく質だけでなく、血液をサラサラにしてくるEPAや、悪玉コレステロールを減らすDHAが含まれています。


他にも、ナスは血管の柔軟性を上げる働きがありますし、ぎんなんは高血圧を改善し滋養強壮の効果が得られると言われています。


 

 

体調を崩しやすい秋。


毎年のように体調不良に悩まされているという方は、少しずつ生活を改善しリズムを整え、日頃から食事に気を配り、運動を取り入れていくようにしていきましょう。


この秋という季節が、晴れ晴れとした、清々しい季節として、心から楽しみたいですね。




 

 

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