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ヨガの教え「アヒムサー」
おうちヨガto smile
~もっと人生が豊かになるプライベート・ヨガ教室@大山・中板橋・常盤台~
こんにちは。
レッスンで毎日池袋まで出かけますが、街へ出ると素敵なおしゃれさんを見つけて、思わず振り返ってしまうことがあります。
以前の私なら、「あんなワンピースが欲しい!!」と、買い物に出かけていたと思います。
しかしヨガを始めるようになってから、「欲しい!!」という欲がそこまである訳ではないと、手放せるようになりました。
服の数を減らして定番を見つけ、気に入っているものしか残っていない状態で、「私は充分」と思えるようになったのかもしれません。
人と比べて、張り合うようなことをやめたからかもしれません。
とはいえ、おしゃれを楽しんでいたい気持ちはあります。
服をいくつも買わなくても、新しいものを買わなくても、持っているものに心を配り、今の私のものと付き合っていきたいですね。
ヨガの目的をご存知ですか?
「心の働きを鎮めること。(ヨガ・ハ・チッタ・ヴリッティ・ニローダハ)」
その状態を目指すために、8つの段階があると、ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」に記されています。
これを「八支則(はちしそく)」をいいます。
八支則の最初の2つ、「ヤマ」「ニヤマ」には、日常生活での心構えが書かれています。
一番最初の「ヤマ」には、日常生活で、してはいけないことがいくつか記されています。
その中の一つ、「アヒムサー」。
アヒムサーとは、非暴力=暴力を振わない、という意味です。
それは、生きているものすべて、人や動物、植物、自然にも、行動、言葉、思いのすべてにおいて暴力を振わないこと、傷つけないことを意味します。
そして、アヒムサーの教えは、他の誰かに対してだけではありません。
自分自身に対しても同様です。
自分に暴力を振わないことは、自分に苦痛を与えないということ、自分に優しくするということです。
アーサナ(ポーズ)を取るときにも、アヒムサーは大切です。
ヨガのポーズで大切なことは、安定していること、快適であることです。
もともとアーサナは、長時間快適に瞑想をするための、姿勢の練習です。
そのために生まれたのがアーサナです。
難しいポーズを取ることがゴールではなく、目指すのは自分自身が、安定して快適であること。
つまり、苦痛がないことです。
皆さんはどのような表情でポーズを取っていますか?
怖い顔で、眉間にシワを寄せて頑張ることは、自分に優しいことではありません。
また、できないことで自分を否定することも、アヒムサーに反します。
どんなときでも、自分に優しく、快適に、笑顔でポーズを取れることが一番大切なことです。
そして、アヒムサーは、ヨガだけでなく、日常生活の上でも重要なことです。
行動、言葉、思いにおいて、自分に優しくできると、その優しさは段々と周りにも広がっていきます。
自分に優しくできて、初めて本当の意味で他人にも優しくなれるものです。
自身から生まれる優しさは、アヒムサーの波となり、周りとの調和として平和につながっていきます。
笑顔の連鎖と同様ですね。
ヨガの教えはポーズを取るときだけでなく、日常生活にも生きていくものです。
早速、アヒムサーを実践してみましょう。
ヨガはもちろん、普段の生活も、もっと快適で楽しくなると思います。
