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人の強さは、自分の弱さを受けいる勇気にある。
おうちヨガto smile
~もっと人生が豊かになるプライベート・ヨガ教室@大山・中板橋・常盤台~
おはようございます。
私は、高校の教師をしていましたが、新任の時に、言われた言葉があります。
「校門を入った瞬間から、いや、家のドアを出た瞬間から、自分を捨てなさい。教師の自分でありなさい。」
長い教員生活の中で、それは自分に沁み込んでしまったようです。
あなたは、人に弱さを見せることはできるでしょうか?
あなたは、自分の弱さを認められるでしょうか?
人は必ず弱さを持っています。
弱さを認めることは、非常に勇気がいることです。
自分は強くなければならないとか、間違ってはいけないという気持ちが働きやすく、すると、どうにも弱さを認めるのが難しくなってしまいます。
弱さを避けようとするのは、人間の性質なのでしょう。
しかし、脆さや傷つく可能性のある状態を認めた上で、向き合えるか否かが、その人の勇気につながります。
さらに、傷つきやすい自分の生身をさらけ出せるかというのは、人とのつながりを示す指標にもなり得るでしょう。
この脆さ、傷つく可能性のある状態を「ヴァルネラビリティ」を言います。
痛みや批判を怖れず、勇気を持って今の自分の存在を示し、生身の自分をさらけ出すこと、それが、「ヴァルネラビリティ」なのです。
逆説的に言うと、「弱さがあるから、強くなれる」のです。
本当に強い人であれば、ヴァルネラビリティを受け入れることを体現しています。
何もその強さを誇示せず、強い言葉なども使いません。
鎧を脱いで、生身の自分で、他の人との関係性を築けるのです。
あえて、身をさらす勇気が人を変えます。
そして、その度に、自分を強くします。
鎧や重い仮面を身に着けている方が楽かもしれません。
しかし、それでは本当の意味で、自分らしく生きることはできません。
ヴァルネラヴィリティを受け入れることは、真の自分らしい人生を生きることなのだと思うのです。