Blog ブログ
アーユルヴェーダから見た秋の過ごし方。
おうちヨガto smile
~もっと人生が豊かになるプライベート・ヨガ教室@大山・中板橋・常盤台~
こんばんは。
日が沈むのがずいぶん早くなりました。
一枚羽おうものが必要ですね。
今日は、「アーユルヴェーダ」の話をしたいと思います。
「アーユルヴエーダ」とは、「Ayur(アーユス)=生命、寿命」と、「Veda(ヴェーダ)=科学、智慧」がくっ付いた言葉です。
人が肉体を共にする期間、その期間をより良くしていくためにどのようにしたらよいか? という「生命の科学」です。
アーユルヴェーダとヨガは同じ、ヴェーダ文献の中にあります。
主に、感覚器官と精神を調和させるのがヨガ、身体を中心に整えていくのがアーユルヴェーダとされ、車輪の両軸のように切れないものとされています。
アーユルヴェーダでは、心に働きかける3つの属性エネルギーがあります。
・サットヴァ(純質)
・ラジャス(激性)
・タマス(惰質)
この3つのトリグナに対して、
・ヴァータ(空・風)
・ピッタ(火・水)
・カファ(水・地)
の3つのエネルギーが影響して、体質(ドーシャ)を左右すると考えられています。
運動会や遠足、気持ち良い時間帯に行うパークヨガなど、自然遊びが充実する”秋!”。
私たちの身体は、常に外気の影響を受けていますが、秋は暑い季節から寒い季節へ向けて、身体が変化する過渡期です。
秋の前半は、夏にたまったピッタが偏りやすくなります。
後半は、ヴァ―タに偏りやすくなるといえます。
アーユルヴェーダでは、秋の後半は、乾燥、冷えが進み、身体も心もヴァ―タが乱れやすい季節です。
”空・風”のエネルギーを司るヴァータが乱れると、落ち着きがなくなり、浮き沈みが激しくなったり、という症状が出やすくなります。
10月が深まる頃は、ヴァ―タの増大に気を付けましょう。
日頃からヴァ―タの乱れを感じたら、身体の声を聴きつつ、バランスを取るように”呼吸法”や”瞑想”、”アーサナ”を取り入れていきましょう。
ヴァ―タを整えるためにはどうしたらよいのでしょうか?
食事では、重い・温かい・瑞々しい・甘い・酸味の食べ物、少し油っぽくて重めの温かいいものがヴァ―タの改善に役立つようです。
逆に、苦み・渋み・辛み・刺激の強い物はヴァ―タを乱してしまいよくはありません。
ヨガでは、ゆったりした呼吸、中心軸を意識した瞑想、下半身を安定させたアーサナをとり、重心を下げてヴァ―タを落ち着かせます。
リラッスク効果の高い”前屈”の体位も、外へ向かっていくヴァ―タの意識を整えるのに効果的です。
心のざわつき、落ち着きのなさ、気持ちの落差を感じるとき、ヴァータの乱れのサインかもしれません。
健やかに冬を迎えられるように、この季節、ヴァ―タを整えていきましょう。
↓ アーユルヴェーダの神様 ダヌワンタリ神
