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運動し過ぎは、疲れる・老化する。

おうちヨガto smile

 ~もっと人生が豊かになるプライベート・ヨガ・ルーム@大山・中板橋・常盤台~

 

おはようございます。


 

 

昨夜、早稲田の街で、恩師である偉大なる心理学者、Y先生とお会いしました。

視覚の研究を主にされており、認知心理学、実験心理学では大変お世話になりました。

まさに、心理学の基礎を教えてくださった先生の中のお一人です。

 

 

「最近、疲れるんですよ~。」

 

先生はこのように話しました。

 

「私たちが感じている全ての疲労は、脳が原因」

肉体的な疲労と精神的な疲労を区別する意味はなく、

自律神経とその中枢(視床下部や前帯状回)に、”脳疲労”が生じていると言うのです。

 

自律神経とは、心臓の拍動・血圧・体温など、あらゆる生命活動を24時間コントロールしている神経。

身体を活動的にする交感神経と、休息である副交感神経がバランスを取りながら、心身を健全に保つように調整しています。

 

この自律神経が酷使されると、脳内で活性酸素が過剰発生し、神経細胞は酸化ストレスの危険にさらされてしまいます。

 

そうなると、自律神経はサビて、その機能を低下させてしまいます。

 

これが”疲労”。

 

通常は休息を取れば細胞は修復するのですが、酸化状態が続き、疲労をためてしまうと”老化”につながるのです。

 

 

自律神経が酷使される状態・・・つまり疲労の原因にはどのようなものがあるのか・・・?

 

仕事の疲れ、人間関係の疲れ、介護や育児の疲れ・・・運動の疲れ。

 

運動の疲れ?!

 

例えばジョギングなどの有酸素運動を4時間したとします。

運動すると、酸素をたくさん取り込んで体内で活性酸素が大量発生します。

酸化ストレスの状態です。

細胞をサビさせ、有害な作用を引き起こしてしまう状態です。

 

その状況下で、脳にある自律神経の中枢は、身体にかかる負荷を軽減し、心拍・呼吸・体温などを調整するためにフル稼働します。

 

結局、一番ダメージを受けるのが”脳”。

ですから、運動した後、脳は身体のどの部分より疲弊していると言えます。

 

運動した方がいい理由は、第一に筋肉の維持。

第二に、体重のコントロールのため。

 

その二つができていれば、あえて疲れている時に運動をする必要はないのです。

さらに疲れを蓄積し、回復が追いつかないことになります。

 

健康のためと思い、毎日の運動習慣を無理して行うことが、実は逆効果になってしまうのです。

 

 

何事も、ヨガも、ホドホドがいいのです。

 

そのために、瞑想をお勧めします。

 

自分の今の身体を心の声を聴くのです。

 

他人と自分を比較することはしません。

過去と今の自分を比較することもしません。

 

今の自分のコンディションの中で、ベストを尽くす。

 

早稲田の街並みと、恩師の姿で、タイムスリップしたかのように原点に戻ることができました。



 

 

 

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